これまで3回にわたり、「【ホームページ制作Q&A（実例）】ECサイトを立ち上げる前の検討方法」の最後の記事です。

前の3つの記事を未読の方は以下より順を追ってお読みいただくとより具体的な検討方法をご参考いただけます。

【ホームページ制作Q&A（実例）】ECサイトを立ち上げる前の検討方法01】
https://grafish.jp/news/2022/11/qa20221101/

【ホームページ制作Q&A（実例）】ECサイトを立ち上げる前の検討方法02】
https://grafish.jp/news/2022/11/qa20221102/

【ホームページ制作Q&A（実例）】ECサイトを立ち上げる前の検討方法03】
https://grafish.jp/news/2022/11/qa20221103/

前回は以下の3つの要件を満たす検討方法をご提案しました。

「・クレジット決済は不要/店舗来店での支払いまたは銀行振り込みのみにしたい」
「・可能であれば納品書、領収書、請求書を簡単に発行したい」
「・購入額ごとに割引率を変えたい」

更に、当初からのご要望である以下の要件も満たす立ち上げ方法をご提案させていただきました。

・商品販売サイトを立ち上げたい
・費用をできるだけ抑えたい
・自社で商品の入れ替え、値段やテキストの変更をしたい

※

【Wordpressでの販売特化フォームを利用したご提案】
Wordpressでの販売型フォームについて、以下のプラグインを使っての構築についてご提案とさせていただきます。

◯販売型フォームプラグイン
https://a-forms.com/ja/

御社での商品削除、商品追加、既存商品の編集、割引率の変更が可能です。
（ただ通常のWordpressの編集画面とは違うため納品時にマニュアル動画をお渡しいたします）

お見積りは以下となります。

■ 販売サイト構築:
＜WordPress + フォームプラグイン＞
●イニシャルコスト :
・ディレクション費用　¥◯◯◯◯◯
・サーバー設定（DB、SSL）　¥◯◯◯◯◯
・WordPressインストール／設定　¥◯◯◯◯◯
・フォームプラグン導入／設定　¥◯◯◯◯◯
・その他マニュアル補助 ¥◯◯◯◯◯
・ページデザイン費用 ¥◯◯◯◯◯（70アイテムと想定/確認画面デザイン含む）
・テンプレートコーディング ¥◯◯◯◯◯
・カテゴリー別商品登録 ¥◯◯◯◯◯
・編集/更新マニュアル作成 ¥◯◯◯◯◯
======
総計
¥◯◯◯◯◯（税抜）

※デザイン・レイアウトについては以下の拡張機能を使うことを想定しており、見た目はこのページにあるような形がベースとなります。

AFormsフォームの見た目をカスタマイズ

「例２：選択肢が多いので複数行で小さく表示したい」
のように商品写真と商品名、値段を表示させるとわかりやすいかと思います。
基本はフォームなので、ECサイトのように拡張性、自由度は低いですが、
色味の変更、余白の大きさの変更、ブレークポイント幅の変更など拡張機能の範囲内で
変更可能です。

●見積書、請求書、納品書について
・見積書
この構築方法では請求書、納品書の発行はできない旨お伝えいたしましたが、
見積書の発行は拡張機能として実装が可能です。

※見積書発行拡張機能

自動見積フォームから美しい見積書を自動発行

ただこの機能は有料プラグインですので、
プラグイン実費、 実装費を追加とさせていただけましたら幸いです。

・請求書/納品書
お客様がフォームから注文をした際に自動で送られる注文詳細メールを「控え兼請求書」として
銀行振込口座や詳細を記載したものを送付することを想定しております。
注文が入った時に管理者にも自動でメールが送られますが、そのメールを「納品書」の体裁にすれば
納品書としてプリントアウトして郵送が可能かと存じます。
ただし、テーブル形式や画像が入っているようなHTMLメールは送信できません。

【最後に】
当初のご提案は複雑で検討に時間がかかりますが、必要な要件によって複雑な検討が必要で時間はかかりますが、最終的には要件と予算の妥協点を見つけて、要件をできるだけたくさん満たす（または要件を別の方法で代用する）ご提案になりました。
最初にこの案件のお話をいただいてから約2週間でECサイトの方法が決まりました。

Base、Storesなどのように、必ずしも多機能である必要がない場合もあります。
そのような場合はWordpressを使うと、シンプルに要件のみを満たしたECサイト構築をすることが可能です。

Base、Storesなどを使う場合は、以下のような場合はお勧めできるサービスです。

• サービスの利便性で内制作業を効率化し、人件費削減ができるため諸々の手数料やランニングコストを考慮しても費用対効果が高い
• お店の決済システムと連動して基幹システム的に顧客管理もしたい
• ECサイトの運営が初めてで、利益率が低くてもまずECサイト運営をはじめてみたい
• 手数料がかかっても良いからクレジット決済やネット完結の各種決済方法（Pay-easy、キャリア決済、Amazon pay、後払い、、など）を使って、お客様の利便性を重視し、かつ入金サイクルをアップさせたい。

これまで4記事に渡って「【ホームページ制作Q&A（実例）】ECサイトを立ち上げる前の検討方法」をお伝えしてきました。
これからECサイトを立ち上げようとしている方、現在のECサイトをリニューアルした方にとって参考になれば幸いです。
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※掲載の情報は、この記事を投稿した日時時点のものです。