2022.11.03
【ホームページ制作Q&A(実例)】ECサイトを立ち上げる前の検討方法03
これまで2回にわたり、「【ホームページ制作Q&A(実例)】ECサイトを立ち上げる前の検討方法」をお伝えしてきました。
今回は検討を重ね、最終的にどのような構築方法を選んだのかをお伝えします。
この記事は4連載の3つ目の記事ですので、前の2つの記事を未読の方は以下より順を追ってお読みいただくとより具体的な検討方法をご参考いただけます。
【ホームページ制作Q&A(実例)】ECサイトを立ち上げる前の検討方法01】
https://grafish.jp/news/2022/11/qa20221102/
【ホームページ制作Q&A(実例)】ECサイトを立ち上げる前の検討方法02】
https://grafish.jp/news/2022/11/qa20221102/
前回は以下の要件を再優先事項としてご提案をさせていただきました。
「・クレジット決済は不要/店舗来店での支払いまたは銀行振り込みのみにしたい」
「・可能であれば納品書、領収書、請求書を簡単に発行したい」
上記要件を満たせるか満たせないかを検討するためのサービス比較を送付させていただきました。
・要件を満たせるサービス
・満たせないけどランニングコストの安いサービス
この時点では上記のどちらかを判断基準としてサービス選択をしていただく形となります。
ただ、「・購入額ごとに割引率を変えたい」という要件について再度検討をし、運用するECサイトにおいてこの機能がない場合、管理者側での作業(注文完了後に注文ごとに購入額を見て、割引した値段に変える必要がある)が煩雑になるため、さらにこの要件を優先事項に加えて、再度検討をしました。
検討をしたところ、この要件を満たすECサイト構築サービスは少なく、要件を満たすのは月額費用が高価なサービスしかないことがわかりました。
イニシャルコスト、ランニングコスト、必要な要件整理。
ECサイト構築方法、サービス選びは複合的に検討する必要があるのですが、この時点では
「必要な要件」と「予算」の妥協点を探ることが重要となっています。
この時点で「フォーム形式」の簡易的な購入サイトを構築できないか?という話になりました。
そこで、Wordpressで要件をできるだけたくさん満たすプラグインを使って構築できる方法を探ることになりました。
【最後に】
Base、Stores、Shopify、SquareECサイトなどは比較的早くECサイトを構築できることができる優れたECサイト構築サービスです。
10年前であればECサイトを立ち上げる場合はWEBサイトを作り、外部カートを借りてそのサイトにカートボタンを表示してカート画面へ変遷させたり、1からフルスクラッチでECサイトを作ることがほとんどでした。
その場合、構築費用は軽く100万円を超えていました。
上記のようなECサイト構築サービスは便利で、顧客管理機能や商品管理機能に優れており、ECサイトで必要な要件はほぼほぼ満たされていますが、拡張性が低いことが難点です。
また、銀行振込の際に手数料がかかる、商品販売ごとの手数料が加算される、決済方法によっては決済手数料が5%を超えるものがある、、、など「手数料」がネックとなります。
予算が膨大あればやはりフルスクラッチで構築する方法を推奨いたしますが、限られた予算内で立ち上げる場合は、上記した通り、「必要な要件」と「予算」の妥協点を探ることが必要になります。
次回の記事(連載最終)は最終的にどのような構築方法に決定したのかをお伝えする予定です。
※弊社での制作実例をベースに、ブログ用に内容を最適化して記述しています。
※掲載の情報は、この記事を投稿した日時時点のものです。